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起立性調節障害の娘|中高一貫校の高校に内部進学しなかったのは在籍する理由がなくなったから

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娘は中高一貫校の中学3年生の時に、起立性調節障害になりました。

中学3年生といえば、高校受験が待っています。

中高一貫校に在籍していたこともあり、高校受験はしない予定でした。

しかし、最終的には中高一貫校を中学で卒業し、高校は通信制高校になりました。

中高一貫校の高校に進学しなかったその理由とは?

簡単に言ってしまうと、中高一貫校に在籍する理由が無くなってしまったと感じたからなのです。

目次

面談毎に感じる違和感

娘の体調が悪くなってから、高校を決めるまでに担任・学年主任、そして娘と四者面談を数回していました。

学校の先生との面談を重ねるたびに聞かされたのは、今まで受け持った起立性調節障害の生徒と娘の違いです。

学年主任

・今までにみてきた同じ病気だった生徒たちは、頑張って学校にきていた
・親のバックアップは必要
・高校生になったら、遅刻しなくなった
・ギリギリの成績でも、卒業していった

そして、先生から出された提案は、ビックリするものでした。

学年主任

他の親御さんは、毎日、車で送り迎えをしている人もいましたよ。
車を持っていないなら、タクシーはどうですか?もちろんお金に余裕があればですが…親の協力は必要です。
毎日送り迎えをしてもらって、ギリギリ卒業できた人もいますよ。

ちなみに我が家は、車はありません。

もし、車を購入し送り迎えをするとなっても、私自身もペーパードライバー歴が長いので運転は怖いです

先生から「タクシーで送り迎えはどう?親の協力は必要ですよ」という提案を受けました。

実際に自宅から学校まで、タクシーなら片道5~6千円はかかります。

あと半年、タクシーで通うって…本気で言ってるの?それともいやがらせ?

親として、子どもにできる限りの事はしているつもりでした。

しかし、この学年主任の先生からすると「まだまだ足りません」ということなのでしょう。

毎日どんなことがあっても子どもを学校に行かせなければ、親として本当にダメなのでしょうか?

子どもの具合が悪くても、引っ張って学校に行かせなければならないの?

学校の先生からすれば「学校に行くのは当たり前」なのでしょうが「具合が悪くでも学校に行くのが常識」のようなことをいう先生の気持ちは私には分かりません。

先生、その言葉を信じていいのですか?

学年主任

具合が悪くても登校してください。保健室で休んでいても構いません

しかし、実際に学校で体調が悪くなり保健室で休んでいたら欠席でした。

保健室の先生

1時間たったから、教室に戻って

そして、体調が良くならなくても「教室に戻るように」と言われます。

学校に無理をしていっても欠席、保健室で休んでいてもいいと言われてもさっさと戻れと言われます。

その他、細かい部分で面談で聞いていた話と異なることが起き始めました。

先生の言うことがコロコロ変わる。何が本当なのか分からない

何度かこのようなことが続き、娘自身が学校に対して不信感を持つようになりました。

この学校でないとダメな理由はある?

高校は本当にこの学校じゃないとダメなの?そんなにこの学校が好きなの?

高校受験は嫌、友達と離れたくない

娘自身、中高一貫校に入学したので高校受験はしないと考えていたこともあり、切り替えができなかったのかもしれません。

改めて、娘と一つ一つ考えてみると

  • 学校の先生は高校生になれば病気が治ると思っているが、それは個人差があるのでどうなるのか分からない
  • これから出席日数が確保できるかどうかの心配もある
  • そもそも授業に出席していないので、赤点で退学ということもありえる
  • また、両方(出席日数、赤点)をクリアしないと、進級すらできない
  • 高校生活で体調が良くならなかった場合、あと3年間同じような生活を続けていけるのか?と考えると、無理

あまりにも不安定なことが多く「内部進学したほうがよい」という判断は難しく感じていました。

そこで、改めて子どもに聞いていました。

今の学校の好きなところはなに?

好きなところは無い

どうしてもこの学校じゃないと嫌」という理由が無いのです。

入学時に魅力的だったものでも、実際に入学してみたら思っていたものではなかったなど。

実際に2年間学校生活を続けることで、学校の嫌な部分も見えてきました。

決定打となったのは、先生との信頼関係です。病気を機に、先生(学校)との信頼関係は無くなってしまったのです。

気にいらない学校に通うよりも、別の学校に行ったほうがいいのでは?そう思い、内部進学で高校に行くのはやめました。

どうしても内部進学したいほどの魅力が学校に無かった

娘が希望する学校生活は

友達と制服を着ておしゃべりする高校生活がしたい!

体力的、精神的にも娘にとって良い方向になるように、通信制高校に入学することに決めました。

全日制の通信制高校を選んだことで

  • 制服を着て通学する
  • 友達と一緒におしゃべりをして過ごす

娘が望んだ普通の高校生活をおくることができたことで、娘は通信制高校に進学して良かったと思っています。

起立性調節障害を理解してくれる友達や学校の先生の存在はとても大きく、精神的に落ち着いた状態で過ごすことができたのです。

通信制高校は学校によって専門学校のように特徴がある学校が増えています。

やりたいこと(IT、ゲーム、芸能、スポーツ、美容、語学・留学、ペット、など)があり、通信制高校を選ぶ子もたくさんいます。

通信制高校の場合、子どもがやりたいことが科目に組み込まれているのでイキイキとした高校生活ができるのもメリットです。

娘の場合、通っていた中高一貫校では体験できなかった1年間のオーストラリア留学をすることができました

苦手だった英語も日常生活では問題なく会話ができます➡高校生のオーストラリア留学1年の効果 現地でTOEIC,IELTSの取得が自信につながる | 娘の起立性調節障害日記 (odaugust.com)

今ではオーストラリア留学で得た経験から、今ではいろいろなことにチャレンジするようになりました。

通信制高校に迷っていたらどんな学校があるのか確認するだけでもいいと思います。資料請求は無料でできますよ。

通信制高校選びは資料請求から

中高一貫校に通っていた中学3年生で起立性調節障害になった娘は、高校を内部進学せず通信制高校に進学し1年間のオーストラリア留学を経て卒業しました。

通信制高校は年々進化をし続けていて、個性豊かな学校が数多くあります。

通信制高校は全国に250以上あります。

1つの通信制高校に対し複数のキャンパスがあることで、全国各地に通信制高校はあります。

最近の通信制高校は専門学校のように専門性のある授業を組みこんでいる学校が多く、やりたいことが見つか可能性が高いです。

我が家の場合、通信制高校に入学したことで、友達や先生に恵まれ毎日楽しく高校生活を送ることができましたよ。

通える範囲にどのような通信制高校があるのか分からない場合には、以下のサイトから調べることができます。

通信制高校の資料請求、問い合わせ、個別相談申込、説明会予約申込などはこちらから

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