中学3年生だった娘が、起立性調節障害と分かるまでの経緯を書きたいと思います。
目次
病院に行ったきっかけは、微熱と頭痛
体調が悪くなってきたのは、中学3年生の4月。
クラス替えで、中学2年生まで仲の良かったグループの子と、1人だけクラスが違ってしまっていたこともあり「学校つまんないな~」が毎日の口癖でした。
学校が始まって2週間もすると「なんか、体がだるい感じ。頭も痛いよ~」と言い始めました。
「学校行くの嫌なんでしょ~」なんて言っていたのですが、ちょっと顔が赤い?
熱を計ると37度ちょっと…。
数日同じような状態が続いていました。
我が家から、娘の学校まではだいたい1時間半ぐらいの距離です。
学校の最寄り駅から学校までは10分以上歩きます(ほぼ緩やかな坂道)。
体調が悪い娘には、この距離がちょっとキツイと感じていたようです。
近所のかかりつけ医の先生に診てもらうと、この時は喉が少し腫れているということでした。
「喉の腫れで熱が出ているのかもね。」と、いう感じで、喉の炎症を取る薬をもらいました。
しかし、微熱状態も2週間たってもよくなりません。
体調も「つらいなぁ」という状態から、なかなか改善されませんでした。
朝起きるのが次第に困難になってきた
娘が通っていた学校の場合、4月中は、学校の授業もまだまだ本格的に始まっている状況ではありませんでした。
(新入生歓迎会や健康診断、クラスの係決めなどで多くの時間を使っていました。)
私自身も「4月中は、授業もあまりないし、体調が悪いなら無理して学校に行かなくてもいいか」と思っていました。
4月の最終週などは、学校に行ったり、行かなかったりを繰り返していました。
4月も終わり、GW(ゴールデンウイーク)中はどこにも行かず、ひたすら寝ていました。
この時の症状は、微熱・体がだるい・頭が痛い・朝、起き上がれない日がある‥‥という感じです。
特に、夜遅くまで起きていたわけでもありません。
日付が変わるまでには寝ていました。
「もしかしたら、実は疲れてたのかな?よく寝れば治るかもね…」なんて気楽に構えていました。
しかし、GWが終わっても、体調がよくなる気配がありません。
「あれ?なんかおかしいぞ」と思い、再度かかりつけの病院を受診することにしました。
かかりつけ医から言われたのは
かかりつけの先生に、GWでの状態をお話しすると
「思春期の子がなりやすい自律神経系の病気があるから、それかもしれないね。
もうちょっと大きな病院で見てもらったほうがいいいですよ。
どこなら通えそう?」
という提案をしていただきました。
それなら…と、以前かかかったことがある地域の中規模病院の小児科にしました。
この時、かかりつけ医の先生が、この病気の事を知っていたことはラッキーだったのだと思います。
紹介状をいただき、家に戻りました。
病院に行っても結果が出ないとうのは、不安になりますね。
中規模病院での診断
数日後、娘の体調を見ながら地域の中規模病院の小児科に診察に行きました。
この病院は通常診療は午前中のみなので、診療時間ギリギリになんとか受付を済ませることができました。
初診で伺ったときは中学生でしたので、小児科の扱いです。
紹介状と現状の様子を説明し、血液検査や起立性調節障害の検査、などを受けることとなりました。
起立性調節障害の検査といっても、問診票の記入です。
https://www.jiyugaokamp.com/s/column/s52.pdf
上記のサイトに掲載されているような、チェック項目の内容だっと思います。
一つ一つに対して、「どんな時になる?ほかには?」など、先生の質問に答えていきました。
その結果「やはり起立性調節障害の可能性がありますね」と言われました。
私はその時に「起立性調節障害」という病気があるというのを知ったのはこの時です。
自律神経系の病気と聞いて「主人も自律神経失調症になったことがあるって言ってたなぁ~」なんてことを思い出していました。
娘は血圧を上げる薬をいただいて、とりあえず様子を見るということになりました。
足がつるようになった
実は、この頃(5月中旬)ぐらいから、朝から中学校へ登校することが難しくなってきていました。
というのも、朝起きることができない日が、増えてきていたのです。
4時間目に学校に到着するか、昼休みに到着か…という感じになってきていました。
中規模病院でもらった血圧を上げる薬を飲み初めて1週間ほどすると、足がつるようになり痛みで歩けないと言うようになりました。
この期間、生活で新しいことをしたのが薬の服用を始めたことでしたので、一旦この薬を飲むのをやめました。
足がつったことが気になったので、またこの中規模病院に行きました。
先生に伝えたのは、
- 足がつるようになった
- 以前よりも状況が酷くなってきた感じがする
- 薬を飲んでも何も変わらない
という点です。
足がつってしまった原因が分からないので、この薬は取りやめることになりました。
次に処方されたのは漢方です。
「漢方はすぐには結果が出ないので、気長に飲んでね」ということでした。
足のつりが治らない
もらった漢方が飲み終わってしまたので、中規模病院に再度診察に行きました。
足がつっていて痛いのがが治らないことを伝えると、同じ院内の整形外科に行って、足のつりが他の病気ではないか?調べてもらったほうがよいとの診断を受けました。
そのまま整形外科の診察、レントゲン撮影、整形外科の見解と進みますが、特に問題はありませんでした。
そして、整形外科の先生に言われたのは「ここは高齢者ばかりみているから、小児科ぐらいの年齢の子はちょっと・・・・一応見てくれって言われたから見たけど・・・特に問題ないと思う」的なことを言われました。
また、小児科へ戻ります。
次に言われたのは、この病院から近い整形外科も受診できる病院での受診です。
なんでも、ココの整形外科の先生が子供の整形もよく診ているということで、こちらに行けば原因がわかるのではないかということでした。
紹介状を持って、こちらの病院に行き、取っていない部分のレントゲン撮影をして、結果は問題なし。
起立性調節障害でもらった薬を飲んでしばらくしたら症状が出たといいましたが、「その先生にとっては聞いたことのない薬&起立性調節障害を知らない先生」で、あまり話が通じません。
(「起立性調節障害って何?」って言われてしまったので…)
いわゆる、よく処方される痛み止めの薬をもらい、様子見という見解でした。
この時点で、起立性調節障害の事がわかる先生を見つけるのは大変なのだと思い始めました。
それにしても、足がつって痛くて歩けない…という娘。
このまま歩けなくなってしまうの?と考えると、私も「これは起立性調節障害の症状の一つなの?」と分からなくなっていました。
「起立性調節障害がわかる先生に診てもらいたい」と思うようになりました。