中学3年生で起立性調節障害を発症した娘。
中高一貫校に通学していましたが、高校は通信制高校に進学しました(キャンパスに通うタイプ)。
我が家が感じる、通信制高校で良かった点・いまいちな点です。
あくまでも、私と娘の間で感じていることとなります。
目次
通信制高校で感じたデメリット・メリット
- 学力差がかなりある
- 人の移動が激しい
- 日常がゆっくりしている
- 精神的に追い込まれない
- 同じ病気の子がいるので、お互いに理解がある
- 体育が楽
学力の差がかなりある

試験を受けて入学するわけですが、学力差はどうしてもあります。
その学力差に入学当初はビックリしましたが、しばらくするとその状況もなれます。
全日制の高校に入学しても、次第に学力差が出てくることを考えると、最初から学力差があるか否かの違いかなと思います。
どの学校にいても大学受験となれば塾に行く人が大半だと思いますが、通信制高校も同じです。
勉強が物足りないと感じたら、塾やオンライン学習で補うようにすればOKだと思います。
我が家は塾には行かず、スタディサプリ高校生講座で勉強しています。
人の移動が多い

娘のように高1の4月から入学する子もいれば、別の高校から編入してくる子もたくさんいます。
特に学期が変わるとき(夏休み明け・冬休み明けなど)は、編入生が多いような気がします。
小学校の時のように「転校生来たよ~」「どんな子?見にいってみよう」などということは無く、淡々とした感じです。
それとは別に、いつの間にかいなくなっている…なんていうこともあります。
通信制高校→別の通信制高校に移動、通信制高校の全日制コース⇔WEBコースに移動という人もいます。
また、学校を辞めてしまう人もいます。
娘は通学型のコースを選んでいますが、クラスの出席率が悪いので全員揃うことが、なかなかありません。
通信制高校あるあるなのか分かりませんが、しばらくするとそんな状況も慣れてしまうそうです。
日常がゆっくりしている

中高一貫校と比べると、勉強に追い立てられることもありません。
授業内容もゆっくりなので、家に帰ってきても「あれも、これもやらないといけない」なとどいうことはありません。
娘の場合、家から近い場所に学校があります。
通学にかかっていた時間を大幅に減らし、睡眠時間に充てることができました。
体をゆっくり休めることができるので、毎日穏やかに過ごせています。
精神的に追い込まれない

中高一貫校ということもあり、授業はハイペースで進んでいきました。
中学3年生から休みだした娘には、授業に追いつくのがかなり厳しくなりました。
授業に出ていない部分のノートを友達から借りたりしていましたが、徐々に精神的に追い込まれていきました。
理由は
- テストで赤点を取ると、高校進学できなくなる
- 高校卒業まで同じ学校に在学するつもり
の2点が頭にあったからです。
娘は「授業についていかなければ」と必死だったのです。
しかし、次第に集中力や思考力が無くなってしまい「勉強しても、なかなか覚えることができない。」と言うようになっていきました。
上記のサイトの合併症・依存症の項目に記載がありましたので、娘の言っていることが本当だと確信が持てました。
学生にとって、集中力や思考力が落ちてしまうというのは困った問題です。
通学している通信制高校では、習熟度別にクラス構成がされていることもあり中高一貫校時代と比べるとかなり楽になりました。
同じ病気の子がいるので理解がある

娘と友達になった子が、「今日、学校が終わったら病院に行くんだ。お母さんと病院で待ち合わせなの。」と言ったのがきっかけで、同じ病気だったということが分かったりしました。
その日は娘も診察の日でした。
「あれ?もしかして…」と、話をしていくうちに、同じ病院・同じ病気ということが分かりました。
その後、他の子も同じ病院に行ってることが分かりびっくり。
同じ病気の子がいると、体調が悪いことも一緒なので、理解しあえるという点がメリットです。
体育が楽

娘が通っていた中高一貫校は、体育の授業にかなり力を入れていました。
校庭を何周も走るのは当たり前ですが、運動部か?!というぐらいハードな授業だったようです。
娘は病気になり激しい運動をすることが難しいので、体育の授業は参加しないことが多かったです(午前中に体育の授業があったので、遅刻している娘は欠席していることも多かったです)。
通信制高校も同じような体育だったら困るな…と、思っていました。
実際の体育の授業は、今までと比べ物にならないぐらい楽だそうです。
運動していなかった子が多いからなのか?(本当の事はわかりませんが)、ハードなことはやらないみたいです(娘の学校の場合)。
娘曰く「レクリエーションみたいな感じ。中学時代と比べたら準備運動ぐらいかなとおもえるぐらい」とのことでした。
通信制高校で良かったと思っている

我が家の場合、通信制高校にしたことで体力的に楽になったのは大きいです。
気持ちの上でも、今までのように何かに追われる状態でなくなったのも良かった点です。
そして将来の事はじっくりと考えながら、今の学校で足りない部分は他で補えばいいと思えるようになりました。
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さいごに

通信制高校に通うことで、学校のプログラムを使いオーストラリアに1年間留学することができました。
留学してわかったことは、高校時代に留学をしたいから、あえて留学プログラムがある学校を選んで進学している人もいるということです。
娘の場合、通信制高校に通学しなければ留学などは考えませんでした。
今となっては通信制高校にしたからこそ、できることもあると考えられるようになり、少しだけ明るい未来も思い描けるようになっています。
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