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起立性調節障害の娘、通信制高校へ進学 大きなメリットと小さなデメリット

中学3年生で起立性調節障害を発症した娘。

中高一貫校に通学していましたが、内部進学で高校に通いませんでした。

通信制高校に進学するにあたり、どの通信制高校にするのか娘と話し合いました。

高校になったら制服を着て学校に通学して、教室や学校帰りに友達とおしゃべりしたい

娘の希望を満たすには制服がある学校である、通学型の学校である必要があります。

その他娘にとって譲れない点などを加味して学校を選びました。

文部科学省の調査によれば、2020年に通信制高校に通う生徒が20万人を突破したとのことです。およそ20人に1人が通信制高校の生徒なので、通信制高校に進学することは特別なことではありませんよ。

目次

通信高校を選ぶにあたり気を付けたこと

「通信高校ならどこでもいい」というわけには行きません。

娘の場合、起立性調節障害という病気があり今後症状がどのようになるのかわかりません。

娘は日々を過ごすことに精いっぱいで高校を決める気力はありません。

高校は自分の希望(通学型で制服あり)が叶うなら、どこでもいいよ

どこでもいい・・・

じゃあ、探しておくね

正直、どこにどんな通信制高校があるのかわからないので通信制高校を紹介するサイトで資料請求することから始めました。

私が選んだ学校の基準はこちらです。複数の通信制高校の資料請求をしました。

  • 家から近い
  • 通学型と通信(オンライン型)の両方を移動できる
  • 通信高校のサポート校ではない
  • コースが充実している

最近の通信高校は専門学校のように、専門コースがあるところが多いです。
例えば
・美容が学べる通信制高校
・スポーツが学べる通信制高校
・ゲームが学べる通信制高校
・調理・製菓が学べる通信制高校
・声優が学べる通信制高校
症状が回復してきたときに新しいことにチャレンジできる環境が整っている学校を主に選びました。

最終的には資料を見て娘が学校を決めました。

その後、通信制高校のオープンキャンパスに参加しました。

そもそも通信制高校は誰でも合格できる?

「通信制高校は誰でも合格できる」と言われがちです。

通信制高校は全国に250校以上もあり、そのなかには「誰でも受かる」学校もあるかもしれません。

通信制高校は偏差値が存在しないので誰でも受かるような気がしますが、娘が通った通信制高校は「誰でも受かる」学校ではなく落ちた子もいます。

入学試験には面接があります。

「人柄重視」と入試前に先生がおっしゃっていたので、落ちた子は校風と合わなかったのかもしれません。

通信制高校で感じた大きなメリット・小さいデメリット

私と娘の間で感じた感じる、通信制高校のメリット・デメリットです。

通信制高校に実際に通ているからこそわかる感想です。

メリットデメリット
精神的に追い込まれない
同じ病気の子がいるので、お互いに理解がある
体育が楽
通学型⇔通信型へ切り替えが可能
入学時の学力差がある
人の移動がある

入学したときは嫌なことばかり考えていたけど、卒業するときにはこの学校で良かったと思えたよ

学力差はある

通信制高校の生徒の学力差はどうしてもあります。

全日制高校のように”偏差値50くらいならこの学校”というものではありません。

通信制高校は偏差値が低い子しかいないという考えは偏見です。

偏差値が出ないほどひどい学校なのだろうと思われますが、それはありません。

通信制高校に入る前は、不登校、病気のため学校に行けなかった、インターナショナルスクール在籍、普通に学校に通っていたなど、人それぞれです。

通信制高校に通う理由も、その学校にあるコース(専門分野)を極めたい、海外留学に行きたい、好きなことを行うために時間が欲しい、不登校、病気で全日制に通うには抵抗がある、などさまざまです。

やりたいことがあるからその学校(通信制高校)に行く!という子が多いのも特徴です。

学力について気になる人も多いのではないでしょうか。

全日制高校なら入学した当初は同じような成績の子が入学しますが、徐々にトップクラスの子と最下位クラスの子の差は開いていきます

通信制高校の場合、はじめから差があるだけです。

クラス編成も科目ごとの成績順でしたので気になりませんでしたよ。

大学進学を目指す人は、どの高校にいても塾やオンライン塾などで勉強するように、通信制高校でも大学を目指す人は同じように塾に通う人が多いです。

通信制高校の友達は河合塾、東進ゼミナールなどの塾に通う子もたくさんいました。

娘の場合、塾には通わず【スタディサプリ】合格特訓コースを高校3年生の1年間利用しました。

【スタディサプリ】の合格特訓コースは、担当コーチが付くコースです。テキストの進め方、勉強の仕方などの相談がオンラインでできるので授業が動画でも安心でした。自宅で授業が観れるので好きな時間にできるのはよかったです。

娘の通信制高校の場合、学力に関してはまんべんなくすべての教科で一定の成績の子もいれば、どれか1つの教科がめちゃくちゃ良く、他は普通かそれ以下という子もいます。

人の移動が(全日制高校と比べて)多い

娘のように高校1年のの4月から入学する子もいれば、期の途中で別の高校から編入してくる子もたくさんいます。

夏休み明け・冬休み明けなどは、編入生が多い気がします。

小学校の時のように「転校生来たよ~」「どんな子?見にいってみよう」などということはありません。

いつの間にかいなくなっている…なんていうことは普通です。

  • 通信制高校→別の通信制高校に移動
  • 他校舎に移動
  • 通信制高校の全日制コース⇔WEBコースに移動
  • 学校を辞めてしまう

娘は通学型のコースを選んでいますが、クラスの出席率が悪いので全員揃うことがなかなかありません。

それだけに、急にいなくなっても気が付かないことはザラです。

通信制高校あるあるなのかわかりませんが、しばらくすると慣れてしまうそうです。

ちなみに娘の通った通信制高校は入学時と卒業時の生徒数はほぼ一緒でした。

学校を辞めた人と同じぐらいの人数が編入したという形ですね。

娘は1年間オーストラリア留学をしていました、留学を終え学校に通学を始めた時に「知らない人が多くてビックリした」といっていましたが、編入した子からしても「新しい子が来たぞ」だったでしょうね。

精神的に追い込まれない

中学生の頃、中高一貫校の進学校の勉強はハイペースで進んでいました。

中学3年生から病気のため授業に出席できなかった娘は授業に追いつくのが大変でした。

授業に出ていない部分のノートを友達から借りたりしていましたが、定期テストは赤点ギリギリだったことで精神的に追い込まれていきました。

中高一貫校では、授業についていけないと内部進学はできない

しかし、次第に集中力や思考力が低くなってしまい「勉強しても、なかなか覚えることができない。」というようになりました。

以下のサイトを読んだ時に集中力が低下してしまって覚えられないのは仕方がないと割り切りました。

脳血流低下に伴う集中力や思考力の低下、学業低下、長時間臥床など日常生活活動度の低下、長期欠席

一般社団法人 小児心身医学会 | (1)起立性調節障害(OD) (jisinsin.jp)より引用

娘が通学していた通信制高校では、決められた期日までに決められた課題を提出すればよく、習熟度別にクラス構成がされているので自分にとってちょうどよいペースで勉強ができます。

定期テストも年3回。

テストのペースもちょうどいい感じです。

家から通信制高校が近いこともあり、睡眠時間の確保もできるようになりました。

同じ病気の子がいるので友達も、学校も理解がある

娘と友達になった子が同じ病気だったということが分かりました。

友達

今日、学校が終わったら病院に行くんだ。お母さんと病院で待ち合わせなの。〇〇駅の病院だから、学校が終わったらすぐに出なきゃ!

私も今日は病院行くんだ

あれ?もしかして…同じ病院?

起立性調節障害で同じ病院に通っていることがわかりました。

その後、他の子も同じ病院に行ってることがわかりびっくり。

同じ病気の子がいるとお互いに体調が悪いことを理解しあえます。

友達に病気のことをいわないといけないかな?理解してもらえるだろうか?という心配ごとは一切ありません。

高校も起立性調節障害の生徒が(今までも)たくさん通学しているので、病気の理解が無く苦しい思いをすることはありませんでした。

「調子悪いから登校してないのね~」ぐらいです。

学校生活が格段に過ごしやすくなったのはいうまでもありません。

病気の事に理解ある環境にいることでストレスが無くなりました。

体育が楽

娘が通っていた中高一貫校は体育の授業にかなり力を入れていました。

校庭を何周も走るのは当たり前。

「運動部か?!」というぐらいハードな授業でした。

3年生の体育の授業を娘は起立性調節障害で朝起きられないことを理由に欠席していました。

午後に体育の授業があったとしても、足がつって歩くのも困難だったことを考えれば欠席していたと思います。

通信制高校も中学と同じようなハードな体育だったら困るな…と思っていました。

実際の体育の授業は、今までと比べものにならないぐらい楽だったそうです。

運動していなかった子が多いからなのか?(本当のことはわかりませんが)、娘の学校の場合ハードなことはやっていませんでした。

レクリエーションみたいな感じ。中学時代と比べたら準備運動ぐらいかなとおもえるぐらい

楽しく体を動かせればよし!

娘の通信高校は体育館がありません。地域にある体育施設(スポーツセンター)を借りて週1回体育がありました。

中高一貫校の卒業生や専門的なことが学びたい子が多い

通信制高校に入学して気が付いたのは中高一貫校の中学を卒業後、通信制高校に入学している子の多さ。

娘と同じように病気や怪我がきっかけで不登校になってしまった子、通信制高校の専門分野を学びたい子などさまざまな子がいました。

少数派ですが新幹線通学の子やお母さんと一緒に引っ越しをして入学する子もいます。

県をまたいでまで通学するのですから、よほど強い意志がないと通学できませんよね。

同じ系列の通信制高校でもキャンパスが違うと「別の学校?」というぐらい雰囲気が全く違う学校になります。(AキャンパスとBキャンパスでは全く違う学校といってもいいぐらい違う)

自宅から通える範囲にAキャンパスとBキャンパスがあれば、両方のオープンキャンパスに参加するのがおすすめです。

3年間通う学校なので気にいった学校に通うのがいいですよね。

留学したときに別キャンパスの子に学校の話を聞いたら、私が通っているキャンパスと違いすぎてビックリしたよ

通学型⇔通信型へ切り替えが可能

通学型と通信型の両方のキャンパスを変更できる通信制高校を選びました。

万が一体調が悪くなっても通学型と通信型の両方を行き来すれば「高校卒業はできる」という安心感は違います。

娘は通学型で3年間過ごすことができましたが、通信型に切り替えて利用している人もいましたよ。

「大学進学のために勉強時間が欲しい」という理由から通信に切替えている人もいたよ

通信制高校で良かったと思っている

娘の場合、通信制高校にしたことで精神的、体力的に楽になっていったことで気持ちに余裕が出てきました。

中高一貫校で味わった「何かに追われる生活」から解放され、自分が好きなことができることで、未来に絶望することが無くなりました。(中学生時代は自己肯定感が低く物事を否定的に受け止め生きにくさを感じていました)

そして高校1年生の夏休みに(学校の夏休みの宿題で)大学のオープンキャンパスに参加したことをきっかけに留学に興味もち、通信制高校の留学プログラムを利用してオーストラリアで1年間過ごしました

通信制高校に入学したときは、卒業時となる3年後のことなど考えることもできませんでした。

3年間で高校を卒業できたらOKと思っていたぐらいです

高校時代にオーストラリア留学したことでものの見方や価値観が変わり世界が変わりました。

現在は大学生ですが、通信制高校出身だからといって大学進学ができないわけではありません。

娘はオーストラリア留学で得た英語力を使って念願だった大学進学をしています。

通信制高校の友達は海外大学への進学もしています。

中高一貫校の内部進学で高校に進学していたら、100%できなかった1年間のオーストラリア留学。

通信制高校に進学したからこそ得ることができた経験が今はとても役に立っています。

卒業した今では、通信制高校に入学してよかったと思っているよ

通信制高校に入学したことで娘の人生は好転しました。

「通信制高校はどんなところ?」と気になったら通信制高校の資料請求(無料)をしてください。

通信制高校は年々進化をしています。

コース内容など時代の変化に応じた魅力的な通信制高校が続々誕生していますよ。

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