着圧ソックスを履いて学校に登校するために、娘が起立性調節障害であるという診断書を提出しました、
診断書を提出するので、先生と病気について理解をしていただきたくお話する機会作っていただきました。
「診断書はあったほうがいいのか?」「先生と話をしたほうがいいのか?」と考えているなら、診断書を学校に提出することをおすすめします。
我が家の場合、起立性調節障害の資料を作り、話をするも気合・精神論・根性論を持ち出されて、理解してもらえませんでした。
これは診断書を出してみないとわからないことでした。
しかし、娘の学校とは別に理解してもらえる先生もいるかもしれません。
相手側に過度な期待をせずに「子どもの状態はこんな感じ。できることはやりますが、できないものはどうやっても無理」と伝えると気持ちも楽になるはずです。
とりあえず伝えてみたらいかがでしょう。伝えない方が良かったということにはならないはず。
学校に診断書を提出・何のために必要だったのか?
小児科の先生に書いてもらった診断書の内容は、以下のような感じです。
- 起立性調節障害である
- 起立性調節障害のため、下半身への血液貯留を防ぐために着圧ソックスを履く必要がある
- 足に痛みがが出ているので、体育の授業は見学とする
診断書は、娘が学校に行くときに担任の先生に提出するようにと各種届け出と一緒に持たせました。
制服以外のものを着用(着圧ソックス)する場合、届け出が必要な学校でした。
届け出があることで、着圧ソックスを学校で使用することは問題がありませんでした。
学校の先生に説明するが、理解してもらうのは困難?
欠席日数が多くなった3年生の1学期の後半、娘の病気について説明するために担任に面談を申込みました。
面談の出席者は4名。
- 担任:この学校2年目。担任は初めて。
- 学年主任:中学・高校を受け持つベテランの女性の先生。娘の体育の担当でもある。
- 私
- 娘
言葉だけで起立性調節障害を理解してもらうのは難しいと考え、起立性調節障害の説明が記載されているものを資料として印刷して臨みました。
先入観のある人の考えは変えられない
病院で検査した結果、起立性調節障害という診断が出ました。起立性調節障害はこのような病気で・・・
と資料を出して説明しました。
娘の症状と、学校生活での注意点(着圧ソックスの使用、その他気になる点)を伝えました。
今までに起立性調節障害の子は何人もいましたよ。でも着圧ソックスを履くと言われたことがありません。届けを出すので履くのは構いませんが・・・
会話の端々に「今まで学校にいた起立性調節障害の子とは言うことが違う」といわれます。
そして「え?今までこんなこと言われたこと無かった」という顔をされていました。
人によってどれぐらいの症状が出ているのかなどは異なると思うのですが、そういう想像はできないのだと感じました。
しかし、娘の現状がそうである以上、ありのままを学校に伝えるしかありません。
わかりました。それなら仕方ないです
面談では「分かりました。」との回答でしたから安心していたのですが、実際は違っていました。
本人の訴えは無視され、根性論の押し付け
授業中体調が悪くて訴えても
体調悪いから、これ以上は無理。保健室行きたい
大丈夫だよ。やればできる
もう少しで授業終わるから、教室にいて
どんな時でも「やればできる」という根性論を出してきます。
本当に動けなくなっても「あ~、駄目だったね」でおしまいです。
保健室の先生でさえ
1時間しか保健室にはいられないから、次の時間は教室戻ってね
「具合が悪くなったら、保健室で休んでいても構いません」と言われていたにもかかわらずです。
先生同士の連絡が取れていないことは、先生の態度を見れば一目瞭然です。
具合が悪くても保健室で休むこともできない状況に、娘はかなり辛かったと思います。
このようなことが何度も重なり、娘は次第に学校に不信感を持つようになります。
体調が悪くても、保健室に行けない。最悪。先生嘘つき
保護者とともに受ける面談時の先生の態度と、実際に自分が学校生活で受ける先生の態度はまるで違っていました。
理解する気が無い人に説明するのは無理だと痛感した出来事でした
診断書を提出しても理解してもらえない学校もある
診断書を提出して良かった点があると言えば2点のみ。
- 毎朝遅刻するので学校に連絡してたが、出席する日だけ連絡するに変わった
- 服装検査で、着圧ソックスについて注意を受けることがなかった
ストレスを1つでも減らすという意味では、診断書&先生との面談は良かったのかもしれません。
診断書の提出はあくまでも形式的なものでしかありませんでした。。
学校生活を円滑に過ごすための根本的な解決になることは無かったと感じました。
結局のところ、わかってもらうことはできませんでした
起立性調節障害の診断書はあるほうがいいけれど、ぐらいでしょうか。
お医者さんから「この子は起立性調節障害です」と認定されたことを報告するぐらいで考えないと、我が家のように悲しい思いをするかもしれません。
学校に診断書を提出したからといって、理解してもらえるかは相手次第です。
診断書提出で子どもや親御さんの気持ちが楽になるなら、提出する価値はあると思います
通信制高校で起立性調節障害に理解ある環境に行くことができた
我が家の場合、内部進学で高校に進むという意味を見出せず、いろいろと考えた末、通信制高校に進学しました。
娘の場合、高校時代に体調が良くなった時のことを考え、コースが選べる通信制高校への入学をしました。
最近の通信制高校は声優、デザイン、イラスト、スポーツ、調理、製菓、美容、メイク、ペットなど専門性の高い授業(コース)を取り入れている学校も多いですよ
通信制高校の場合、起立性調節障害に理解ある先生がいます。
身体や精神的に無理をしてまで学校に通うことをしなくてもよくなりました。
娘には通信制高校の環境ががとても合っていました。
気合・根性・精神論を言いだし「体が辛くても学校に来なければならない」などという先生は誰ひとりはいません。
同級生も同じ病気、同じ病院に通院している子がいたこともありお互いに辛さがわかり合えることで友達関係でストレスのない学校生活を送ることができました。
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